Hello, はてなブログ
日本人英語講師のBossです。
会社員時代にビール好きの先輩によく連れて行ってもらったバーに先日何年振りかに訪れました。クラフトビールの流行りにだいぶ乗り遅れてますが、「これだ!」と言える「自分のビール」が無いので手頃に色々なテイストのビールが飲める「飲み比べセット」を試してみました。
喉越し
辛口
etc...
違いが「わかる」男になれるか?
一杯でほろ酔いレベルの私には到底無理でしょうね笑
こんなことを思いながら今日はシチュエーションで使い分ける類義語を
紹介したいと思います。
現在、英検2級、今後は準1級以降の英単語を紹介する予定の当ブログの問い合わせで
- 「基本的な英単語get, make, haveの使い方」
- 「もっと中学英語の単語を掘り下げて欲しい」
と匿名で声を上げて頂きました。
(貴重なご意見ありがとうございます。率直に嬉しいです。)
私なりにこれらの単語の類義語に焦点をあて、少しだけ紐解き、違いをできるだけイメージし易くしようと思いました。
新企画としてスタート!!
題して、
「違いを見分ける英単語」
最初のテーマとなる「分かる」
中学英語でパッと浮かべてみます。
最近始めたtwitterではフライングでつぶやいています。
違いを見分ける英単語
— Bossのゆる旅英単語 (@Yurutabi_Eigo) 2019年12月8日
分かる:understand vs know
understand→気持ちや物事が
You don't understand!!
俺の気持ちもわからないくせに
know →現時点の経験や知識から
You don't know what I mean.
俺の言ってること分からんわな
でも違いが分かるのは→tell
tell the difference
中学英語の英単語「わかる」
know
understand
tell / see / get
この辺りでストップ!!!!!
この4つを中心にどういう気持ちで「わかる」を表しているか見ていきましょう!
1.know「知っている」
今の時点で「分かる」or「分からない」を表します。
その時点での自分の経験や知識を元に状況、事柄、その人のことを「分かる」
深く悩まず、冷静に「知っている」という日本語にピタリと当てはまりますね。
knowの後に目的語(何を)知ってるか入れていきます。
人に
I know you.
事柄に
I don't know what you mean.
あなたの言っていることがわからない。
I don't koow how to play golf.
ゴルフの仕方がわからない。
Do you know 〜?
〜を知っていますか?
今の自分に問いかけて、
- 知っている=I know
- 知らない= I don't know
どの程度知ってるか?
ただ「知っているか」、「知らないか」の事実確認で使うknow。
でも「どの程度知ってるか」も表したいですよね。
knowの性質から自然と前置詞を使って「どの程度知ってるか」表せるんです。
① I know you.
② I know of you.
② I know about you.
① I know you.
「(なんでも聞いて)あなたを知っているわ。」
会ったことがあります。
親しい関係かもしれませんね。
住まい、家族構成、彼氏・彼女の有無、好きな食べ物...etc
その人の事、丸ごと知っているイメージなんですよね。
もちろん主語のI(私)の中では、ですけど...
使うときは自信を持って、
I know 〜!!!!!
② I know of you.
「(顔と名前は一致するよ)あなたを知っているわ。」
前置詞ofは
A(部分) of B(全体)です。
全体の情報から一部分を抜き出した情報を持っているんです。
- 名前だけ
- 親しくないけど面識がある程度
③I know about you.
「(確か〜だって聞いたことあるなぁ)あなたを知っているわ。」
前置詞aboutはaroundと似ていて
周辺をグルっと見渡しているんです。
つまり中心であるyouの周辺情報です。
おそらく、直接会っていませんね。
友達から聞いた情報、有名人であればテレビや雑誌で見て聞いた情報です。
がっつり知っているよりも興味を持って知った情報を踏まえて使います。
3つの使いわけの一例
サッカー好き(メッシ選手)の私のためにバルセロナの旅行を企画してくれた私の妻。
Googleでいろいろ調べてくれてます。(ありがとう)
そんな彼女が、
- 「最近、"FCバルセロナ"、"カンプノウ(ホームスタジアム)"、"メッシ"って調べてるからGoogleさんが勘違いして試合の結果とかいち早くフィードしてくれるんだけど...笑」
- 「スアレスって選手、腕噛む人だよね?笑」(おいおい...笑)
彼女にとっては
③ I know about Lionel Messi.
からちょっと詳しくなってきたので
② I know of Lionel Messi.
知ってる距離感が縮んできましたね。そんなaboutとofの距離感でイメージして見ましょう!!
理想は、
① I know Lionel Messi.
ここまでいくには、現実的に練習場で見かけたメッシ選手にサインを貰って記念の2ショット撮影まで出来たら、妻にとっては
「リオネル・メッシ選手を知ってるわ!」
あくまでも主観的に見ていくのがポイントです。
最近、Youtubeでプレー動画を観ている妻なので....もう
I know Messi ❤️
かもしれませんね...💧💧💧
※結果、妻の誕生日プレゼントは未だ届かず。。。
2. understand「理解する」
人の気持ちや、その状況の背景も分かった上で→「理解している」
表面的な事実確認のknow
そこになぜ?どうして?と理由も分かるのがunderstannd
比べて見ましょう、感情の動きが入ります。
I don't know what you are saying.
あなたの言っていることが分からないわ。
(あなたの言ってることがピンとこない。だって知らないから、その事を...)
I don't understand what you are saying.
あなたの言っていることは理解できないわ!
(どうしてこの状況でそんなこと言ったのか?その真意は何?ちょっと気持ちが熱くなってきますね。その心情をunderstandから受け止めます)
だから、よく恋愛系、ヒューマン系の海外ドラマで
思春期の子供が親に
You don't understand!!!
彼氏に愛想尽かされた彼女の怒りが沸点に
You dno't understand!!!
実際の日本語字幕で
「私の気持ちもわからないくせに!!」
understandの気持ちわかりましたか?
3. tell, see, get (色々な分かる)
understand の弱点
understandには一つ弱点があるんですよ
違いが区別できないんです...
見分けがつかないんです...
判断できないんです...
「比べる」ことができないので「区別する」ことができません。
だからtell,see, getの登場です。
① tell :ハッキリとキッパリと断言する→区別する
② see:視覚的に見てその情報がすっと頭に入ってくる→分かる
③ get:パッと目の前に情報入って→あ、そうね!
① tell: ハッキリとキッパリと断言する→区別する
最初のビールの写真がピッタリ合いますね。
Can you tell the difference?
違いがわかりますか?
ハッキリとキッパリと断言する=tellの性質が違いを区別するにはピタリきますね。
(※味の違いはtaste the diffenceの方が良いと思いますが、まずは基本イメージ でインパクトしましょう!)
② see:(tellを口語的に)視覚的に見てだんだん分かってくるイメージ→分かる
物事の本質や原因や違いがだんだん頭に中に入ってくるイメージですね。
例:
難しい数学の文章問題を家庭教師の先生に教えてもらっています。
途中の式もわかりやすく順を追って正解に近づいています。
先生:And then, the ansewr goes to..."y=4x+3"
(...ということで、正解は"y=4x+3"ね。)
生徒:oh....I see.
(ああぁ、そうか。わかりました。)
上のビールの写真だと
Can't you see the difference between them?
違いまだわからへんの?→(ちょっと砕けてね)
③ get:パッと目の前に情報入って→あ、そうね!
ポイント、ポイントで目の前の情報を掴んで行く感じ。
そこにはtell,seeよりもさらに砕けた感じが出てきますよね。
これして?あれして?今言ったこと分かった(今の感想)?
そんな質問をされたら
I get it!! (OK!!分かったよ)
上のビールの写真だと
もともとお酒が弱いのに何杯もテイスティングしてベロベロ
バーテンさんの丁寧な説明もちゃんと聞けず、
瞬間、瞬間に入ってくる情報だけ掴んで
I get it!! (そう、そう...)
最後に
今回は中学英単語で「分かる」を程よく深掘りしてみました。
もちろん、ここであげていない「分かる」系の英単語はまだまだあります。
catch
find
figure
realize
recognize
notice
grasp
comprehend
...etc
中学英単語の中でも今回紹介したknow, understand, tell, see, getは一つの記事にするには丁度良い組み合わせであるのでひとまとめにしてみました。
上のfindから順にcomprehendまで大まかに英単語のレベルになってます。
もっと、深掘りできますが、テーマは「中学英単語」です。
この4つの単語を軸に興味があったら色々と調べてみると良いですね。
今後もテーマ別に中学英語で違いを見分けてみようと思います。
それでは
Peace out
Boss