- 初めに(簡単な自己紹介)
- 英語(外国語)学習の基本:単語
- ① 英検対策(単語):どれだけ覚えるの?
- ② 英検対策(単語):どの単語をどうやって覚えるの?
- ③ 英検対策(単語):オススメの英単語本は?
- なぜ「でる単語だけ大特訓シリーズ」が良いのか?
- 最後に
初めに(簡単な自己紹介)
Hello、
→日本人英語講師のBossです。
簡単な自己紹介ですが、
私は、英語専門のトレーナーとして約18年、
英検、TOEIC、TOEFL等英語資格取得を目指す生徒とともに、
日々、頭で汗をかきながら一緒に高みを目指しています。
今回は、英検対策のキーワード=「単語」について
- 「どのくらい覚えるのか?」
- 「どの単語をどうやって覚えるの?」
- 「オススメの英単語本は?」
日々、指導する中で生徒と講師(私)が
→成果を実感しているやり方をご紹介!
この英検単語対策の記事は
英検2級以上が対象となります
その前に、なぜ「単語」なのか?
英語(外国語)学習の基本:単語
第2言語として英語(外国語)を学ぶ場合、
学習の基本となるのは、
→「単語」と私は考えています。
以下の流れが大事だからです。
(基本=単語)
- 英単語を正しく読め
- 英単語を正しく書け
- 英単語の意味を正しく理解する
これが基本中の基本です。
疎かにできません。
こうして正確に英単語を身につけ、
その数が増えてくると、
以下の理解(応用力)が深まります。
(応用=読む、書く、聞く、話すの4技能)
- だんだんと英語が読める(Reading/リーディング)
- だんだんと英語が書ける(Writing / ライティング)
- だんだんと英語が聞ける(Listening/リスニング)
- だんだんと英語が話せる(Speaking/スピーキング)
ここに並行して、文法表現を意識的に取り入れる!
このサイクル(基本→応用、並行して文法)の周期数が
→英語の上達度を表します。
このサイクルを上手く稼働させる原動力は、
→やはり「単語」
さぁ、本題に写りましょう!
① 英検対策(単語):どれだけ覚えるの?
英検は、受験歴があればご存知のように
→「単語力」=合格のキーポイント!
これまで指導してきた生徒の共通する点は
- 英単語を知っていると生まれる:安心
- 英単語を知らないと生まれる:不安
そのぐらい英検の合否を分ける重要な要素、それが
→「単語」
「単語」、「単語」と口酸っぱく言われるわけですから...私の生徒達(&保護者)も時折、苦笑い...
そして、まずこの質問を受けます
「どれだけ覚えるの?」
これだけキツく言いつつも、
→私は生徒の100%サポーター!
非効率な単語の暗記の時間を極力避けて、
→効率よく省エネで覚えてもらいます!
まずは英検の各級(英検2級以上)に取り組む際、
どのくらいが必要な目標単語数を設定しました。
設定の際、気を付けたのが「量」
- 生徒のモチベーションの維持ができる量
- 単語力の恩恵を自覚できる量
どれだけでしょう...??
覚えて欲しい単語数は?:500語
今回は英検2級以上向けの目標設定です。
「各級500語の上乗せ」
これまでの指導経験上、
2級以上の学習者がこの目標を達成すると、
→ある変化が起き始めます!
生徒には日頃から変化に敏感に感じるように伝えています。
だから目標達成者は、こんな言葉を口に出し始めます!
- だんだんと英語が読める
- だんだんと英語が書ける
- だんだんと英語が聞ける
- だんだんと英語が話せる
「だんだんと」と感じる「成長の自覚症状」
→指導経験上、約500語の単語の上積みで顕著に見られます!
※500語達成後は、続けたい意思があれば「50語刻みで小さな達成感」を得る。
「もう覚えません!」という意思も大事です!他にもやることがありますから...
※1級は特別ですが500語を一区切りにしてください!その際、続けたい「欲」があれば同様に50刻みで小さいな達成感を!(できれば1級学習者は次の50語刻みに進んでもらいたいです。)
生徒の視点で考えると、
- 実現できる目標
- 省エネで覚えられる効率的な目標
教える側(私)が大事にしているのは、
→継続して取り組める目標値の設定
そして、次に大事なのが、
→どの単語をどうやって覚えるか?
英検準2級までの学習者の方は
→どれだけと言わず、出来るだけ覚えてくださいね!
② 英検対策(単語):どの単語をどうやって覚えるの?
さぁ、覚える英単語の目標数はわかりました。
では、「どの単語をどうやって覚えるか?」
1. 過去問→ピクチャーディクショナリ
単語と意味の間に「絵」を入れて、
基本イメージを簡単に頭にインプットさせる!
→生徒に大人気のピクチャーディクショナリー!
従来型の過去問から単語をピックアップ!
→英検は過去問!これは今も昔も変わらない成功法!
これについてはまた別の機会に紹介します!
2. 単語本から選りすぐりの重要単語を抽出
これが今回の本題ですね。
単語力を伸ばすのに欠かせない、
→時に必要不可欠な力技で覚える単語本
有名な老舗シリーズであれば、
- 「でる順、パス単」シリーズ
- 「キクタン」シリーズ...etc
安心、安定の単語本シリーズですが...
収録単語数が圧倒的に多い...
ほとんどの学習者はその数に圧倒されます。
→苦手、というよりも嫌いに(私もです...笑)
2級でも1冊に4桁の収録単語数...
→徐々に手に取る回数は減るでしょう...
出る順、パス単シリーズ
→約1,700語収録(単語約1,200語 / 熟語、その他約500語)
「キクタン」シリーズ
→約1,100語収録(単語約730語 / 熟語、その他約380語)
※生徒の特徴を見て、必要な場合は今でも重宝する人気シリーズ
※※どこかで重い腰を上げてトライするには最適の単語本
それでも、老舗の人気シリーズ
安定の収録単語数で、気合と根性で反復練習
→これが出来れば、英検合格の片道切符を得たようなもの
でも、上記に当てはまる生徒は私の指導経験上、
→約1割(全て1級に合格しました)
だから数を覚えることも大事ですが、先に述べたように、
→効率よく省エネで厳選された500語を目標にするのが定石
※他にやることいっぱいありますからね...
最初は、これら老舗シリーズから、
重要度の高い順に単語と熟語の項目を抜き出し、
7:3の割合で抽出していたのですが...
どうも不安なんですよね.....
全部覚えなくていいのかな、この1冊を....??
視覚的に映り込む膨大な収録数...
→焦りと不安からか、生徒は次第に手に取らなくなる....
この光景を目にする機会が多くなるにつれ
→ベストな単語本を選ぶべく書店やネットで調べるようになりました。
そして現在、重宝している単語本をご紹介します!
これは私がというより生徒側から
- 「これなら助かる!!」
- 「これなら1冊行けそう」
- 「選りすぐりの最重要単語だけでも良いかも!」...etc
これが今現在、私と生徒たちが頼りにしているNo.1の英検単語本
③ 英検対策(単語):オススメの英単語本は?
題名:でる単語だけ大特訓シリーズ(2級、準1級、1級)
著者:植田 一三 , 上田 敏子他
次回以降、
- 英検2級、準1級、1級それぞれの特徴
- 一部、収録単語を利用したオリジナル練習問題...etc
別途、紹介していきます!
今日は、全体を通してオススメの理由
なぜ「でる単語だけ大特訓シリーズ」が良いのか?
大きく3つの理由が挙げられます。
その1: やる気を継続できる収録単語数
(これまでの老舗の人気シリーズ)
「1冊の収録単語数が多い→モチベーションが上がらない」
「次第に数に圧倒され、やらない自分が嫌で手に取らなくなる」
「4桁は無理、3桁だったら良いのに...」
最初に手にとってから次第に...
それだけ「量」が目に入ると圧倒されるんですよね。
しかし、その量を適量にしてあげると、
本の使用感が違変わるんです(魔法の3桁ライン)
→しっかり手垢が残るくらい頑張れる目標ライン
今回紹介する「でる単語シリーズ」は、違います!!
このシリーズの収録単語数は
(収録単語数)
2級 :英単語(600語)+熟語(350語)=950語
準1級:英単語(800語)+熟語(200語)+2級必須単語(200語)=1200語
1級 :英単語(800語)+熟語(300語)+準1級必須単語(171語)=1271語
※各級の表紙のTOP600、800, 800は、単一の単語の収録数でした..
また、各級の収録単語は、
→全く知らない単語ばかりではありません。
この単語本を指導で使い始めて半年、
生徒達のデータを取ってみると、
(既知の平均単語数)
2級学習者 :100-150語前後
準1級学習者:200-250語前後
1級学習者 :300語前後
特に準1、1級は前級の最重要単語を収録しているので、
既知の数は自然と増えてきます。
これを差し引くと、
→各級、収録単語総数は3桁で収まります!
この3桁は、先述したように、
→学習者のやる気を継続できる魔法の数字なのです!
その2: 英語の総合力を上げる厳選された単語群
まずは、各級に必要な単語力はどのくらいなのでしょう。
本書で述べられているのは、
2級 :4,000語水準
→簡単な英文献を読むことができる。
準1級:7,000語水準
→英文献を読むことができる。英語放送も楽しめる。
1級 :10,000語水準
→(高度な)英文献を読むことができる。英語放送も楽しめる。
※I, You, one, two, Sundday...なども全て含まれますからね(少し安心...笑)
付け加えるとすれば、1級に向かうに連れて、
→より高度な英語を高速で理解し、楽しめるようになる
この水準は、全方位隈無く網羅した場合の大まかな目標数値。
→もちろん全部覚える必要は全くありません。
効率の良い英語学習者の成功法は、
→厳選された英単語を覚えていくこと!!
この単語本はその期待に応える1冊だと、
→生徒と講師(私)は今まさに実感中!
この本の特徴は、
著者の方々の英知を結集して各級の単語水準を精査。
そして選び抜いた厳選の英単語あり、一言で表すと、
英文献を読む上で「あったら助かる英単語・熟語集」
老舗のシリーズと被る単語はもちろんありますが、
独特な抽出あるのが個人的には魅力です!
その独特な抽出も、幅広い英文献を読む上で、
あったら助かる英単語なんですよね。つまり、
この極限まで絞り込んだ厳選の単語なのでこの1冊で、
→単語問題の対策に加え、英文がより細かく読めるようになる!
指導する生徒で先日英検1級に合格した生徒は、
この単語本シリーズの2級を見ながら、
- 「うわぁ、この単語も収録してるんだ!渋いなぁ!」
- 「この単語とか一見レアだけど英文でよく見ますよ!」
- 「この単語、必要ないけどなぁ...」
1級を合格すると一時的に上から目線にもなりますが...笑
ですが大事なことを言ってます。
この本の唯一のデメリットかもしれませんが、
「この単語はいらないんじゃないかな...」
と、個人の肌感覚で感じる単語もあります。
それは、これまでの単語本でも同様ですが....
ここは個人の取捨選択でいいと思います!
英文を読める=英検の長文読解にも役立つ英単語群
その3: しっかり取り組むから実感する単語との再会の頻度!
最後は、生徒からの嬉しい反応!
これは私にとって至福の時です。
普段、指導する生徒に口酸っぱく伝えているのは、
「単語を覚えるコツは、出会う英単語と必ず再会すること!」
恋愛と同じです。
- 出会った相手に好意を持つ
- 想い届けば、別の機会で再会する
一度きりの出会いでは、
相手に忘れ去られてしまします。
だからこの「出会いと再会」を繰り返して愛情を確認して下さい。
そして再会の頻度が上がれば単語と親密になります!
英語で言えば、単語本で出会った単語。
別の機会で(長文読解、リスニング、映画、ドラマ...etc)で何度も再会する!
→これが、最短で効率よく単語を覚えるコツです!
そんな意識で臨む生徒達は常日頃、授業中
- 「これ、前見たことある!」
- 「あ、あった!スゲェー!」
- 「もう忘れないと思う、この単語!」
- 「今日は◯個も見つけたよ、先生」...etc
この「でる単語だけ大特訓シリーズ」は桁違いで再会が演出されます。
この背景には、この本の収録単語の質以上に
→先述の1冊の収録単語数と目標数の設定(500語)が影響しています!
- 「この500語だけで良いんだ!」
- 「この厳選された単語の前半部だけでも良いんだ」
- 「さらに厳選の中の厳選された最重要語(収録)だけ覚えれば良いんだ」
全て前向きな言葉なんですよね
生徒の意識の中で、目標が明確化されているので(限定500語)
「これさえやっておけば良い!」
と、自然とモチベーションが上がった効果が、
再会の雄叫びにつながっているのだと思います。
これが一番の変化かなと思います。
もちろん、老舗シリーズも英知を結集した
「英検対策のバイブル的な存在」です。
→本書と使い分けをするとさらに効果が発揮できます!
その方法はまた別の機会にします!
最後に
この「でる単語だけ大特訓シリーズ」は
小さな書店では見つからず、大きな書店や
確実に購入できるのはインターネットです!
この本の制作者の方とのに関わりは全くありません。
ここまで紹介したくなった理由は、ただ
「生徒の反応が良いから!」
良い思いは共有したい、
それがブログで発信している理由でもあります。
勉強スタイルは十人十色、
利用できるアイディアは遠慮なく利用してください。
英語学習は行き着くと「独学」になります。
その際に、勉強の引き出しが重要になります。
その引き出しのアイテムの一つになれたら嬉しいです!
次回は、各級の詳細を見ていきながら
- 一部収録単語のオリジナル練習プリント
- 各級別オススメの500語の目標単語の選定
をご紹介します。
それでは
Boss