今回はこれまでの履修範囲を復習しながら
物語を読むLet's Read1「教科書p.52-54」(和訳練習プリント編)
記事真ん中からダウンロードできます
自由に使ってください!
初めに
Hello、
→日本人英語講師のBossです。
New Horizonで学ぶ中学生
夏休みの宿題は
恒例のLet's Read
このブログでもLet's readは次の2本立て
通常の反復練習プリント(単語/文法):前回
これまでの反復練習で身につける:単語
何度も解いて確認する:英文法
和訳練習プリント(英文和訳):今回
今回は、和訳練習にもチャレンジしてもらいます
今回は和訳の仕方のコツも紹介!
→スラッシュ読みで2段回アプローチ
まずは練習プリントをダウンロード&印刷してください
ダウンロード( 中3:Let's read1: A Mother's Lullaby:教科書p.52-54)
A4サイズで見開きバージョン
→折って使っても良し、隠しながらやっても良し
→自由に使ってください!
① 和訳練習プリント(問題)
② 和訳練習プリント(和訳例)
素材の見方&使い方(和訳練習)
英語を日本語にする場合はこうやって
→2段回でアプローチする
-① 左から右へ片言の日本語にする(準備)
スラッシュまでの一塊を片言の日本語を喋る外国人のように
日本語にしていきます。
→単語を直訳してざっくりカタコト日本語にするのがポイント
-② 自分なりに最高の日本語に直す(完成)
左から右に塊ごとに日本語にすると全体像が見えてきます。
あとは今の自分における「最高の日本語に直す」
→①のカタコトの日本語を「て、に、を、は」を意識
→話が通るように全体を見ながら「自分らしい最高の日本語」に変換
例)本文より:One summer night
①1つの夏の夜
②ある夏の夜
「1つ」が「ある」のように①で直訳したときの違和感を
「ある」のように修正できるようになると良いですね。
→量をこなすと、必ず自分らしい日本語訳が手に入ります!
和訳プリントの答え(私の日本語訳)は、
意訳しすぎず直訳から文の違和感をなくしながら基本に忠実に訳しました。(参考にしてください)
英文を読むコツとは?
和訳の練習プリント
少し普通とは違うことに気づきましたか?
英語を読むコツは
→この2段回アプローチ
①左から右へスラッシュ(/)読み(準備)
英語と日本語は文章の構成が違うため
最初からキレイな日本語にしようとするから
文章を読むのに時間が掛かってしまいます。
例:最初からキレイにすると...
We went to the park to play baseball.
私たちは野球をするために公園に行きました。
色をつけるとわかりやすいですね!
左右入り交じあったバランスの悪い色彩
→目がチカチカするぐらい入り乱れている単語達...
やめましょう、こんなやり方!!!
スラッシュ読みのコツ
ポイントは、
- 左から右へ順序を守る
- スラッシュ毎に意味を記す(次項で説明)
- カタコトの日本語で大丈夫
スラッシュの入れ方の基本は、(大まかな目安)
- 品詞:名詞、動詞、形容詞、副詞...etc
- 文型:第5文型、主語、述語、目的語、修飾語
最初は、1単語ずつ、徐々に前後の組み合わせや
上記のルールを組み合わせながら
スラッシュの数を減らすことが
→英文を楽チンに読むコツです!!
上記のスラッシュの入れ方の基本は、あくまで基本の立ち返り場所。
go / to school 行く/学校へ
go to / school 〜へ行く/学校
カタコトの日本語にできるならどちらでも問題ありません。
この和訳プリントでもバランスをみてあえてイレギュラーなスラッシュを打ってますが、これは簡単なカタコトの日本語に変換するためです。
また、前に使った表現などが再度出た場合は、ひとかたまにしています。
これも対応力の練習。いろいろなスラッシュを見て自分のオリジナルのスラッシュ読みができますように!!
上達の目安をレベル分けすると
モチベーションはが上がり、自然と
→生徒達は頑張ります!
上達の目安はスラッシュの数
スラッシュを入れたら、その中のかたまりを
→日本にいる外国人のようにカタコトの日本語にします!
上達への目安は、「スラッシュの数」
→数が減るほどスピードが増していきます
あなたは、今どの位置ですか?
確かめてみましょう!
レベル1:左から右へ順序を必ず守って(スラッシュ数:6)
We / went / to / the park / to / play / baseball.
私たちは/行きました/〜に/公園/ する / ために/野球
現状:石橋を叩きながら一歩一歩すすむ、立ち止まりながら...
一単語、一単語、石橋を叩いて前に進んでいる状態。初期の状態はthe、後ろのtoもスラッシュするため、冠詞(a,an,the)、前置詞(to, by, in, at...etc)など単発での訳し方が複雑で困り果てる場合があります。
課題:品詞の性格や文法、熟語の知識を増やします!
冠詞(a,an,the)、前置詞(to, by, in, at...etc)は後ろの名詞(句)とセットでスラッシュする。こうしてそれぞれの品詞の性質も理解します。
また、文法や単語、熟語の知識を活かします。不定詞(to+play)はセットで、go to 場所で「〜に行く」等、ひとまとめにするとスラッシュも減ります!
次の目標:「木を見て森を見ず」からの脱却
個々の単語が組み合わさって文章になります。つまり前後の単語には必ず関係性があるから隣り合わせにくっついているのです。
個々の木(単語)を見るのではなく文全体(森)を見るのです!
そこで必要なのは「単語力」と「文法の基礎知識」
毎回配布してい反復練習プリントが活きてきます。(頑張って!)
→この練習の積み重ねが英文を読むコツの原点!
レベル2:慣れたらスラッシュの数を減らします(スラッシュ数:3)
We / went to / the park / to play baseball.
私たちは / 〜に行きました / 公園に / 野球をするために
今回配布する和訳練習プリントのスラッシュは
Level1と2の中間を目安にしてます。
和訳練習プリントでは、Level1 と2を混ぜてスラッシュしてます。
違いを感じながら、自分のスラッシュレベルの現在地を確認してください。
中学生のゴール地点はLevel2が理想的です。
現状:文の全体像(構造)が少しずつ見えてくる!(ちょっと楽しい)
単語単位から前後の関係性もわかり、文の全体像がなんとなく見えるようになってきます。また、1スラッシュの中の単語数が増えてきます。つまり、全体のスラッシュの数が減ってくる。
課題:英文の構造をもう少し細かく理解する
英文:主語+述語+(目的語:何を / 修飾語:いつ、誰と、何のために...)
英語はシンプルな骨組み(主語+述語)を先に作る
→(骨組み:主語+述語)We went to the park.
後ろにかけて意味を具体化させる装飾(目的語や修飾語)をつける
→(骨組み+装飾)(We went to the park)+(to play baseball yesterday)
次の目標:「骨組み」と「装飾」に分ける
最終目標は、上に述べたように
前半部の骨組みと後半部の装飾(目的語や修飾語)の2つに分ける
→これが分かると一気に英文を読むスピードは上がります!
レベル3:ここまで減らせたら完璧です(スラッシュ数:1)
We went to the park / to play baseball.
私たちは公園に行きました / 野球をするために
現状:文の全体像が具体的に見えてきます。英語って楽しい〜時期
文の構造(前半:骨組み+後半:装飾)に分けることができます。シンプルな情報(前半:主語+述語)に具体化させる追加の情報(後半:目的語や修飾語)入れることで英語の文章が成り立っていることに気付く。
この構造を理解すると、一部の単語の意味が分からなくても全体の意味の概要を把握、想像しやすい。(すごく大事です。全ての単語覚えられないですから...)
また、ここまでくると英文を作るときに大きな助けに!
課題:単語・文法をしっかり整理する
文の構造が分かっても文法上のルールや単語・熟語の性質がわからず迷宮入りすることもある。履修範囲の文法のルールは一つのスラッシュ内にしっかり収める。
中3:I / ※have been waiting / here / for 2 hours.
中2:I /※※am interested in / K-POP.
※現在完了進行形
※※熟語:be interested in 〜 〜に興味がある
次の目標:量をこなし、文章に慣れる
文章をスラッシュ読みし、頭の中でカタコトの日本語で唱えていくと
人間の優秀な頭は、しっかりキレイな日本語に直してくれます!(必ず)
スラッシュが合図です。入れる際に、意味を頭で唱えて!
なんでも技術を習得するには「量」をこなし腕を磨く。
試しに中間テストの長文問題をスラッシュしてみたり、
身近に目に映る英文をスラッシュ読みしてみましょう
→文章を読む練習を意識的に増やし鍛錬すると、長文が楽に読めてくる
早く共感してください!
この感覚を味わっている生徒の満足そうな笑顔、教える側の至福の時です!!
あなたの現在地と目標は分かりましたか?
さぁ、練習してみましょう!
②自分なりに最高の日本語に直す(完成)
カタコトに唱えた日本語を
→キレイな日本語にするだけです!
あなたの日本語の表現のセンスが問われます(笑)
いえいえ、
自分が思う「相手に伝わる最高にキレイな日本語」にすれば良いんです!
New Horizon中3アーカイブ(必要なUnitへアクセス)
動詞の不規則活用練習プリント
→中3で完結させる動詞の3段活用(勝敗を決めるぐらい大事です!)
最後に
英語はいつでも取り返すことができます。
このブログで口酸っぱく繰り返していますが
→困ったら、まず「単語」です!
そして知っている単語が増えると
→文章が読めるようになる
今回の練習を通じて単語の重要性が少し理解できたと思います。
中学生最後の一年=中学3年生
悔いのないように頑張ってください!
それでは、
Boss