今回は失敗エピソード!
日本人英語講師のBossです。
初めに
前回の記事でアメリカ英語の
「t」の音の変化について
→ゲーム形式で自分の音探しをして頂きました
そしてアンケートにもご協力頂き
皆さん、ありがとうございます!
前回のアンケートについて
→発音ゲーム「water」編はこちら
アメリカ英語で「water」
- ウァーダァ(発音ルール)
- ウァーラァ(Boss流)
- ウァータァ(イギリス英語風)
どの音に聞こえたか?
この音声ソフト(アメリカ英語)
においては皆さん、2.ウァーラァ
→私と同じ!Bossワールドへようこそ!
「t」の不規則な音の聞こえ方
母音+ter (例:Water)
発音ルール(ファッピング)により
→「タァ」が濁音「ダァ」になる
そこにアメリカ英語特有の
「滑らかな音のズレ」が聞こえる人には
→「ラァ」に聞こえる
water
→ウァーラァ(Boss流)
感謝のリプライから広げる雑談
頂いたコメントも
参考にさせて頂きました
→感謝のリプライを!
ミチさん
daozi 私も②の「ラァ」に聞こえます。イギリス英語は「タァ」なんですね!中学生の時に飛行機で思いっきり「ウォータープリーズ」と言って通じなかった時からwaterトラウマでした。最近やっと克服したところです。
ミチさん(id:daozi)
こんにちは、ミチさん、
この伝わらないトラウマ、わかります!
共有して頂いたお礼に
私の学生時代の友人のエピソードを
シェアさせて頂きます。
(私のエピソードも最後に)
失敗エピソード:友人A君
事前の準備もなく
会社の指示(工場の視察)で1ヶ月
→アメリカ、デトロイトに滞在していたA君
どうせ1ヶ月なら語学の勉強も!
と思い、ホテル滞在ではなくホームステイを経験
→そこで事件は起こりました
休日の遅めのランチ
ホストの両親と3人でパンケーキを食べていた時
グラスの水を飲み干したA君は勇気を出して
「ウォータープリーズ」
怪訝な顔をした旦那さん...
2階に上がりしばらく戻って来ず...
→動揺するA君
すると、旦那さんが戻ってきました
英語が苦手だと分かっていたので一言
...
...
「(She is still) sleeping」
→寝てるんだけど...
「抱っこされた娘さん」に目をやる3人...
...
...
...
daughter
ドォーター
→娘
daughter, please
ドォーター プリーズ
→娘さんを下さい
「えぇぇ...」
慌てて左手でグラスを持ち
「ウォーター!」
個人的には
「気付いてやってぇ、旦那さんヨォ〜」
とツッコミたくなりました...笑
もちろん、「娘さんを下さい!」ではなく
せっかく美味しいパンケーキだから
daughter, please
→娘さんも呼んだらどうですか?
A君の言葉を丁寧に意訳し過ぎたのでしょう...
→それにしても分かってあげて欲しい!笑
その時にジェスチャーも付ければ
→カタカナ英語でも何とかなる!
そんな気付きを得たA君は野球好き
現地で見た大リーグに衝撃を受け
→アメリカ定住を決意
紆余曲折あったようですが
今ではその生産工場の現場責任者!
→日々、英語で部下に指示を出す日々(今年で7年目)
先日、Skypeで久しぶりに話す機会があり
当時を回想してもらいました
A君曰く、
「俺、絶対嫌われてるやん」
飯食ってて突然、
「娘さんを下さい!」ってアホやろ...
「しかも、まだ5歳て...ホンマ...%&$$##💢」
生まれも育ちも大阪、コテコテの浪速の男(A君)
私はそんな彼の大阪魂を試すべく
「俺、絶対嫌われてるやん」
→(Boss)よう分かってるなぁ、自分のこと
「娘さんを下さい!」って
→(Boss)土下座の角度、甘かったんちゃう
A君の久しぶりのツッコミ
「Bossが全部乗っかかったら
わしゃ犯罪者かって、なるでぇ」
ね、つまらないでしょ?笑
大阪の人間は大阪に魂を捨ててはイケません!
→A君には厳しく伝えておきました...笑
*そんな私も今、大阪から離れていますが...悲
でも最後に良いこと言ってました
リスニング力向上がサイン
リスニング力が上がる=全てが変わる予兆
リスニング力が上がると
→相手の言っていることが徐々に分かる
会話の中に考える余裕が生まれる
→その余裕が英語に対しての距離感を縮める
何度も耳にする英語
→ネイティブに聞きなおしてメモ
積極的に同じ場面で使う
→その繰り返しがA君の英語の土台となる
日々の生活の中心は
- 仕事
- 家族
- 趣味(野球)
彼は日々の生活の中でこの3つの生活習慣から
よく耳にする表現
→メモして何度も同じ場面で使う
これって何って表現するの?
ネイティブの友人に聞いてメモ(ボイスレコーダにも録音)
使える場面で使い、相手の反応をみて確認
→自分の英語の環境整備
無機質に覚え過ぎず
自分の生活環境に当てはめて
自分の英語になると判断した
→選ばれし単語&フレーズのみ覚えて、ひたすら使う
これは私も同様の道を歩んできたので
「あぁ、えぇよなぁ!」と、
→珍しく共感し、A君を褒めてあげました...笑
「あれ?聞こえるぞ!」
この吉兆は言葉では説明しづらいですが
→「リスニング力が与えるご褒美」と勝手に呼んでいます
コロナの影響で生産ラインが滞るなど
不安を抱えていましたが、
「何とか持ちこたえるのがアメリカ人や!」
と、何ともつまらない返答...笑
そこが愛されキャラのA君の真骨頂
→彼だからこそ大丈夫でしょう!
聴き比べTime
さぁ、聴き比べてみましょうか?
(カタカナ英語100%:A君の場合)
ウォーター、プリーズ
→お水ください!
(アメリカ英語:A君が理想としていた発音)
Water, please!
→お水ください!
(ホストファーザーが聞き間違えた発音)
Daughter, please!
→娘さんください!
アメリカ英語で「daughter」
ghが無声音(発音のない音)になるため
terの直前の音は母音(au)になり
tの不規則音のルール(フラッピング)が発生します
- ドォーダァ(発音ルール)
- ドォーラァ(Boss流)
- ドォータァ(イギリス英語風)
どの音に聞こえましたか?
waterと同じ
不規則なダァor ラァに聞こえる不規則音
ダァor ラァ
waterと比べてみてどう聞こえますか?
→waterに比べるとダァの音が強く聞こえませんか?
私個人的には
自分の耳を大事にした「ラァ」を基準に(1)
発音ルールに従った「ダァ」を気持ち入れる(2)
→ラ(ダ)ァ
単語によってはどっちにも聞こえる場合があるので
→ここが落とし所ではないのかなぁと思います
皆さんの聞こえた音が基準
→そこから自分色に変化させてください!
練習
water
daughter
()の中に以下2つのどちらかが入ります
1. water
2. daughter
The waiter served my ( ) a glass of( )
so I said to my( ) ,
"If you don't want to drink ice( ) ,
you can request for a cup of hot( ) .
But my( ) continued reading the book
"The( )( )."
強引な文章の流れになってしまいましたが
音に慣れる練習、としましょう!
答え
2−1−2
2−2
2ー1−2
最後に
本当は、「tの別の不規則変化」を
書く予定でしたが
ボリュームが多くなったので次回にします!
ゆきうさぎさん
yukiusagi-home 日本は米語づけ社会ですが、私はヨーロッパ育ちで当地は9割ブリティッシュなので、米語発音はじつはけっこう違和感があります。でもって世界的に米語よりな国は、実はそれほど多くもないと思います。
ゆきうさぎさん(id:yukiusagi-home)
こんにちは、ゆきうさぎさん
本当、おっしゃられる通りです!
日本から外に目を向けてみると
世界で話されている英語は
→イギリス英語がベース
特にヨーロッパ諸国では
→普遍的なイギリス英語
私も旅行を通じて、又
アメリカ、イギリス人以外の知人との会話で聞く英語は
→圧倒的にイギリス英語
イングランドが伝授し生まれたアメリカ英語
→歴史的に見ると当たり前ですよね
そういった意味で
- マッカーサー
- 日米同盟
この2つのキーワードだけでも感じる
日米の相互関係の深さ
→日本人にとって稀有な言語の密接関係ですよね
そこにどっぷり浸かった私...
それも自分の英語として受けとめます!
P.S. Bossの失敗エピソード
A君だけ恥をかかせるわけにいきません
私の失敗エピソードも
アメリカに留学した初日に
訪れたスタバで初オーダー
周りの注文の仕方を聞いて
まずはマネしようと
tall (トール)サイズのlatte(ラテ)を
ド緊張の引きつった笑顔で
「Tall latte, please」
出てきたのは
...
...
試飲で出されるような
小さな紙コップと少量のブラックコーヒー
*お金はしっかりと...悲
割と大きめの大阪弁で
「なんでやねん!」
ニューヨークのお洒落なスタバで
→大阪人の魂を見せた留学初日でした...笑
「おもてなし」や「ホスピタリティ」など存在しない
強烈な洗礼を受けましたが、鍛えられました!
→スタバさんも感謝!
でも、悔しかったぁ!!!
その悔しさをバネにA君同様
頑張ったBossでした!
皆さんの発音失敗エピソード
お待ちしてます!笑
それでは
Boss